徳富総一郎×kitchenhouse「時が経つほど価値がわかり、 時がたつほど愛着が持てるキッチン」

時が経つほど価値が分かり、
時が経つほど愛着が持てるキッチン。

キッチンから始まる家族の幸せ

どうなる?どうする?これからキッチン。
以前から「キッチン」にこだわるお客様は、数多くいらっしゃいました。
けれど、今またあらためて、キッチンのことをとても大事に考えるお客様が増えていると実感します。
それはつまり、キッチンで過ごす時間、そこで生まれる家族の体験がとてもとても大切なものであることに気づく方々が増えていることだと思うのです。そこでホームラボでは、私たちが信頼するキッチンメーカーの方々に、「これからのキッチン」についてお話を聞いてみることにしました。「家族のしあわせ」のためになるキッチンとは、はたして?

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システムキッチンの草分けブランド キッチンハウス

徳富 今回、キッチンハウスさんの商品を ホームラボで採用させてもらうことにしたんですが、 実は、キッチンハウスというブランドは 僕の憧れだったんです。

田島 ありがとうございます。

徳富 キッチンハウスの商品をお求めになるお客様は、「 自分はキッチンハウスのものを使いたい」と、 はっきりされている方が多いと思うんです。 つまり、生活に対するこだわりがある。
ホームラボの家づくりもそうなんです。
ホームラボには「ただ家が欲しい」というだけじゃなくて、 家族に対する想いが強かったり、「 生活をより豊かにしたい」とかそういう想いを持っていらっしゃる方が 増えてきているんです。
そんなお客様の想いにお応えするためにも、 キッチンハウスさんにご協力いただきたいと 思ったんですね。

田島 ありがとうございます(笑)。

徳富 キッチンハウスというのは、 日本におけるシステムキッチンの 草分け的存在だと思うんです。常に業界をリードしてきたんじゃないかなと、 僕らは思っているわけです。ちょっとした尊敬の念もあるし、憧憬というか、 憧れもあるんですよね(笑)。まずはキッチンハウスの成り立ちから 教えていただけますか。

黒田 キッチンハウスは、今から30 年以上前に 創業者がドイツでいわゆる「システムキッチン」 というものを目にして、感銘を受けたんですね。そして、1975 年にドイツ型のシステムキッチンの 輸入販売をスタートさせました。その後すぐに、群馬県の藤岡に自社工場を立ち上げまして、 キッチンの基本部分となるキャビネットを インジェクション成型で造るという 独自の開発・製造、販売を行っております。

徳富 今から30 年以上も前というと、 まだ日本に「システムキッチン」という 概念がなかったんじゃないでしょうかね。

黒田 そうですね。 まだ一般的な認知はほとんどなかったと思います。 私どものキッチンは、少しモダンな方々と言いますか、 そういう方たちを中心に、ほとんど 口コミで広がっていったんだろうと思います。派手なコマーシャルもなかったですしね。 それから、設計事務所などにご紹介して、 そこからご理解いただいて、一般の方々に
だんだんと広まっていった、 というところでしょうか。

徳富 当時一般の人の憧れだったのは、 DK スタイルの「公団型キッチン」ですよね。 あのステンレスの天板が最先端だった時代に、 メラミンのシステムキッチンを販売するということは、 思い切った選択と言いますか(笑)。

黒田 創業者に先見的な目があったんでしょうね(笑)。

徳富 メラミンの天板というのは、 創業時からの伝統なんでしょうか。

黒田 お手本だったドイツキッチンが メラミンを使っていましたのでね。 メラミンは汚れもすぐ落ちますし、キズもつきにくいし、長くキレイに使うには 本当に合理的なものだと思います。

田島 創業以来30 年以上を通じて、ドイツ的な合理精神と言いますか、 良いものを長く使っていくことに価値を見出す というキッチンハウスの哲学は、 一貫していると思います。

徳富 「哲学」はやっぱり大事ですよね。 今は、お客様もそういう思想があるものを 求めていらっしゃると思います。

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キッチンで過ごす時間を、もっと楽しく、素敵に

田島 高度成長の時代が終わって、 今の時代は「生活のあり方の見直し」が 始まっているんじゃないかと思うんです。 そういった中で、キッチンが果たす役割というのは 今後ますます重要になってくると思います。

徳富 これからは「暮らし」そのものに よりお金をかけるようになっていくんでしょうね。 子どもが小学生の頃に家を建てたとしても、 高校を出たらもう出て行ってしまいます。 家族が一緒にいられる時間は、意外と短いんですよね。 そう考えると、暮らしの中での「体験」が大事になってくる。 暮らしそのものをより快適に、楽しみたくなってきます。実際、料理をして食事をする場である キッチンの価値は上がってきていて、 ここ5年位、キッチンにお金をかける方が 飛躍的に増えてきているんです。

田島 そういった中で、キッチンハウスとしては、 我々じゃないとできないことを 担っていきたいと思っています。
そのためにも、もっとお客様の声をお聞きしようと、 ショールームで期間限定のカフェ営業を 行ったりしています。 よりひらかれたショールームにして、 お客様の生の声をお聞きしていきたいですね。

徳富 ホームラボには「家族のしあわせに貢献する」 という思想があります。 その思想を具現化するための一つとして、「 お客様が納得されるまで一緒に考える」 ということを大事にしています。 つまり、家づくりの過程も楽しんでほしいんですよね。 もちろん、家づくりのプロとして 家づくりをリードしていきつつも、 お客様によりそっ
ていてあげることが大事。 その点で、「お客様の声を聞く」というキッチンハウスさんの姿勢には、共感できますね。 だから採用しているんですが(笑)。

黒田 私たちも、キッチンづくりのコンシェルジュとして、お客様お一人お一人、それぞれの方に最適なプランを おすすめしていきたいと考えております。

田島 キッチンハウスには「標準セット」というものが ないんですよ(笑)。 全てお客様のご注文があってから製造にとりかかる カスタムメイドの会社なんです。 ですから、まずはコンシェルジュが じっくりお客様のお話をお聞きして、 その一件一件ごとに全国のスタッフ達が アイデアを出し合う「テレビプラン会議」を 毎朝行ってい
るんです。

徳富 そのこだわりは、尋常じゃありませんよね(笑)。 そこが好きなところなんですが。システムキッチンの先駆者として、 今後のキッチンはどうあるべきだとお考えですか。

田島 私たちキッチンハウスの 哲学・思想が集約されたものとして、「 時間品質」という言葉があります。
完成時はもちろん、年月が経てば経つほど その良さを実感でき、愛着を持って頂ける キッチンを作りたいと考えているんです。今後のライフスタイルを考えると、 キッチンで過ごす時間は より価値あるものになってくると思います。キッチンハウスでは「時間品質」という 考えをベースに、キッチンで過ごす時間を より快適で、より心地よく、 より楽しんでいただきたいと思います。その考え方を具体化した新シリーズの「 エバルト ボーダー システム」は、 キャビネット扉と同じ色・柄で ワークトップもコーディネートできるんです。
これからは、キッチン・ダイニング・ リビングといった垣根を超えて、 家族が集まる楽しい場所として、 キッチンづくりをもっともっと楽しんでいただき、 そこで過ごす時間をより素敵な時間にして いただきたいですね。

●キッチンハウス ショールーム/株式会社TJM デザイン
●キッチンハウスのホームページ(http://www.kitchenhouse.jp

住所:〒810-0028 福岡市中央区浄水通5-7

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