徳富総一郎×メーカー 「TOYO KITCHEN|ライフスタイルにあわせて選ぶ、『住む』キッチン」

ライフスタイルに合わせて選ぶ、
「住む」キッチン。

キッチンから始まる家族の幸せ

どうなる?どうする?これからキッチン。
以前から「キッチン」にこだわるお客様は、数多くいらっしゃいました。
けれど、今またあらためて、キッチンのことをとても大事に考えるお客様が増えていると実感します。
それはつまり、キッチンで過ごす時間、そこで生まれる家族の体験がとてもとても大切なものであることに気づく方々が増えていることだと思うのです。そこでホームラボでは、私たちが信頼するキッチンメーカーの方々に、「これからのキッチン」についてお話を聞いてみることにしました。「家族のしあわせ」のためになるキッチンとは、はたして?

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「デザイン」を軸にしたキッチンづくり

徳富 まずは、トーヨーキッチンさんの 成り立ちから聞かせてください。
中上 もともとは、刃物の町、岐阜県の関市で創業して、 金属洋食器の製造販売を行っていました。それがだんだん下火になってきて、 このままではいけないということで、 ステンレスの加工技術をいかして 流し台をつくりはじめたんです。それが、キ
ッチンをつくったはじまりです。

徳富 その頃は、高度経済成長の真っ只中ですかね。

中上 そうですね。ステンレスの流し台は「公団流し」とか言われまして、 作れば売れた時代がつづきました。その後、「システムキッチン」が主流になってきて、 うちもその時代の流れにのって、 システムキッチンをつくるようになりました。
それをやっていく中で、大きいメーカーさんは 大量生産でコストダウンできますが、 うちとしては、同じことをしていては この先やっていけないだろうと。どうにかして差別化を図らないと、ということで 目をつけたのが「デザイン」だったんです。
もちろん、使い勝手も大事ですが、 これからはデザインがいちばん重要になってくるだろうと。

徳富 その方向転換は、いつ頃のことですか。

中上 20 年位前ですね。それ以降、キッチンのデザインや品質に加えて、 ショールームの場所や見せ方、広告展開など トータルにブランドイメージの構築を図ってきました。

徳富 今はもう、「トーヨーキッチン= デザインがいい上質なキッチン」という ブランドイメージが定着していますよね。

中上 ありがとうございます。

徳富 とくに、新しいブランドイメージの先鞭というか、 ドアカラーが鮮やかな真紅のキッチン(※)は、 すごく印象的でしたね。イタリアン・モダンなデザインでね。 なぜイタリアンテイストの デザインを採用されたんですか。
※Spiga Due /スピーガ・ドゥエ(1991)

中上 当時はいわゆるドイツ型の、 壁面収納的なキッチンが主流でしたが、 うちはとにかく変えていかなきゃいけないということで、イタリアのキッチンに注目しました。「 デザイン」に重きを置いて考えていくと、 やっぱりイタリアのものがモダンでかっこいいんです。 それと、料理のしやすさでも理に適っていましたからね。

徳富 ドイツ型のキッチンは、キッチンにものがない状態、 つまり収納したときが最も美しいと思うんです。
それに対して、イタリアのものは もちろん使っていないときも美しいんですけど、 使っているときも美しいというか、 使っているときの動作に無駄が出ない。機能が美しさに反映してるってことですよね。

中上 わたしたちのキッチンは、 単に表面的なデザインだけじゃなくて、 例えば「ゼロ動線」という思想とか、「 料理をするために何が必要か」を 徹底的に追求したキッチンでもあるんです。

徳富 確かに、徹底してこだわってますよね。 例えばステンレス加工の高い技術から生まれる 角の部分のデザイン処理へのこだわりとか、 足付きのエアフロー構造だとかね。 キャビネットの裏まで化粧してありますよね。 もう、やりすぎ(笑)
そこが好きなんですけど(笑)

中上 そのこだわりが幸か不幸か(笑)、 うちのキッチンは「 空間を選ぶんじゃないか」と よく言われるんですが、 決してそんなことはないんです。
シンプルでいい素材の住空間であれば、 キッチンを置くだけで、空間全体にまとまりがでると思うんですよ。

徳富 そういう意味では、 トーヨーキッチンの提案するキッチンに、 やっと家づくりそのものが 追いついてきたのかもしれませんね。とくに今は、キッチンにしても家づくりにしても、 見た瞬間に分かる質感の違いというか、 そのもの本来の良さが要求されていると思います。

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「キッチンに住む」

中上 トーヨーキッチンの今年のテーマは「 キッチンに住む」というものなんです。いま、キッチンに求められているのは「 料理をつくる」ということだけじゃないんですね。料理をつくり、食事が終わったとしても、 キッチンのまわりに家族がずっと居て コミュニケーションをとることのできるキッチン。
それも単なるアイランド型のキッチンではなくて、 そこからもう少し考えを深めたキッチンです。例えば、昔の囲炉裏のような場所ですね。そんな場所にふさわしいキッチンを 提案していこうということで、「 キッチンに住む」というテーマなんです。

徳富 トーヨーキッチンさんの そういった思想には、とても共感しますね。まだ「LDK」という発想から離れられない メーカーさんが多いような気がするんですが、 実際は、リビング・ダイニング・キッチンが どんどんシームレスになってきている。
境界線があいまいになってきていると思います。
設計プランをお客様と打ち合わせしていても、 キッチンまわりにぎゅーっと凝縮されてくるんですね。

中上 そういう流れは間違いなくありますね。キッチンだけじゃなく、家づくりそのものが 変わってきていますからね。例えば、昔はあった「応接間」が 今はほとんどないでしょう。お客様もリビングでもてなすようになってきている。キッチンは見えるところに出てきていますから、 機能のひとつとしてのデザインも、 ますます重要に
なってくるんじゃないでしょうか。

徳富 夫婦共働きが当たり前になってきて、 家族みんなで過ごす時間というのは ますます貴重なものになっています。だからこそ、キッチンで過ごす時間を いかに楽しいものにできるかが大事ですよね。逆にいうと、楽しさや美しさがあるキッチンがこれからはいいんじゃないかな ということですよね。少し前までは、 ライフスタイルをひとくくりにして、 それにあてはめるかたちで 家づくりがあったと思うんです。今ではライフスタイルのパターンも多様化していて、 それぞれのスタイルに合わせて 家づくりやキッチンを考える方が多いですね。
私たちは、多様化するライフスタイルに いかに対応できるかを 考えていかなければいけないでしょうね。

中上 当社の場合、アイランド型キッチンの進化版として、 より人が集まって料理を楽しみやすい「V ランド」や ダイニングテーブルが一体となった「D ランド」、 さらには「キッチンに住む」というテーマを 象徴する「C ランド」などを提案しています。「C ランド」の「C」は、「大陸」を意味する「 continent」の「C」ですね。そういったさまざまなタイプの キッチンをご提案して、 お客様のライフスタイルに合ったものを お選びいただきたいと考えています。

徳富 確かに、今は各個人のライフスタイルに どう周囲の環境やモノを合わせていくか というふうになってきていると思います。だからこそ、先進的な提案をされている トーヨーキッチンさんのキッチンが、「 自分が探していたものはこれだ」って受け入れられやすくなってきているとも 思うんですよね。
ホームラボの理想でもあるんですが、「 この世にないものをつくる」というところに 企業価値があるんですよね。
「これはどうだ」って 世の中に問うていく姿勢というか、 そんな提案を実践されているトーヨーキッチンさんは、 まちがいなく日本のキッチンシーンを 引っ張っていると思います。
個人的には、これからももっともっと 先をいく提案をお願いしたいです(笑)。

中上 キッチンというと、 一般的には「住宅設備機器」という くくりになるんですけど、 私たちは「インテリア・家具」という くくりで考えています。
ショールームにお出でいただくと お分かりいただけるかと思いますが、 キッチンに加えて、照明器具、 ソファや椅子などの家具、 そしてモザイクタイルなども商品として 展開させていただいています。
「キッチンに住む」というテーマで、 キッチンと照明器具やソファなどの いろんな組み合わせのパターンを トータルでご提案していきますので、 ぜひお客様ご自身のお好みのスタイルを 見つけていただきたいですね。

●トーヨーキッチン&リビング株式会社(http://www.toyokitchen.co.jp/ja/

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