より美しく、より強く、先人の知恵と現代の技術を盛り込んだKS構法

これからの家に求められる構造

・地震に強い構造(長期優良住宅への対応)
・美しさと機能の両立

これからは1 つの家を自分だけではなく子供、孫へと贈り永く住みつづけることが求められ、10年・20年後はもちろん半世紀先をも見据えた家づくりが必要です。
その為には強い構造・美しい設計・点検メンテナンスの容易さが重要となります。

木造住宅の構造

木組みにおける仕口の強度

昔も今も木造住宅は木材の組み合わせで骨組みが構成されている為、木造住宅の安全性を語る上で最も重要な箇所は、もちろん木と木を繋いでいる仕口(連結部)になります。
一般的に在来軸組工法は土台と柱、梁で構成されていますが、伝統的木造建築では柱と梁、足固め、差鴨居とっいった水平部材を用いて構成されており厳密には構造的に異なります。熟練の技術が必要とされる伝統的木造建築とは異なり、現代では職人不足や生産効率、コストパフォーマンスの向上のため、機械によるプレカット加工(※1)が主流となっています。
その結果、仕口の断面欠損(※2)が大きくなり安全性を疑問視する声もあります。

(※1)事前に工場で木材を適材適所用に加工する事。
(※2)断面寸法が小さくなること。


プレカット


伝統木造建築構法


在来軸組構法

KS構法の施工

KS構法の仕口

KS構法では仕口の安全性を確保するために、断面欠損が少ない金物工法とし、金物を木の中に入れ込み金物同士を連結することで連結部の安全性を高めています。しかし、金物工法に使う木材はほとんどが集成材です。その理由は、無垢材は乾燥等による木痩せでボルトの緩みと、木質が軟らかい杉材では金物(ボルト)がめり込む不安があるためです。国産材にこだわるKS 構法は、木構造生産技術研究所で開発されたKSジベル(特許取得)を採用し、その問題点を解決しています。


KS構法


羽子板金物


ホールダウン金物

KSジベル

直径25mm の十字型ジベルを木と木の連結部に挿入することにより、無垢材の木痩せによるボルトの緩みを防止し、金物(ボルト)のめり込みを緩和します。また、地震時の力を中心点から均等に伝達するので、従来の柱や梁の側面に取り付ける補強金物(羽子板金物・ホールダウン金物)と違い、応力伝導によるねじれを防止し、地震時の安全性を飛躍的に向上させています。

KS構法の特徴

地震に強い

日本は世界有数の地震国です。その中でも五重塔のように古い木造建築物が過去幾度の大地震にも倒壊せず全国に多数残存しています。
それは材料である木を熟知し棟梁たちの知恵と技術の賜物です。しかし今ではその知識と技術を継承する若者も減り、職人による熟練の施工が困難となり疑問の残る構法も見受けられます。
KS 構法では安全性を確認する為に公的機関である熊本県林業研究指導所の協力を得て構造計算及び構造解析によってデータ化による確認を行なっています。その強さは地震などの災害から家族を守るため、耐震性能等級3(数百年に1 度程度発生する地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊しない程度)の強度を誇り、数値として強さが確認されています。

美しさと機能の両立

家族の暮らし方は年月とともに変わっていきます。幼かった子供は成長し社会人として巣だって行き、その後は自分も退職し妻と二人で趣味を楽しむ。家づくりで大切なことは10年、20年、30年後、家族の成長に合わせた暮らし方が出来る事です。KSジベルで強度が増したことで、家族の成長や変化に合わせて自由に間取を変更できるスケルトン・インフィルも容易となりました。また、柱の寸法や本数等細かなところまで煮詰めることができ、デザイン性の高い設計も可能となります。