CEDAR BOX(シーダーボックス)

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変わり始めた、日本の住まい

CEDAR BOX TYPE2010「無垢材による木組みが美しい次世代を見据えた新たな住宅の提案」

戦後の日本は、絶対的な住宅不足から“一世帯一住宅”をスローガンに、“量”の供給を重視した住宅政策が推し進められました。
その成果として、現在では世帯数に対し充分な数の住宅があります。

しかし一方で、いまだ他の先進国と比べて、広さや耐久性など“質”の面で十分な水準と言えない状況にあるのも事実です。
そこで国は2006年、住宅の“質”向上のための法律である「住生活基本法」を施行しました。
日本の住宅政策が、“量”から本格的な“質”の時代へ、大きな転換期を迎えることになったのです。

これからの家の三本柱 ≪普遍性・継続性・技術性≫

「つまり、売れるためにはさらに別の要素が必要だということです。 それは何か?僕は“普遍性”だと思います。奇抜だったり、見た感じが凄かったりする必要はない。 普通のデザインで作らなければならないのです。 色褪せないデザイン で、かつ郷愁があるもの。 私はやはり和風の趣かなと思っています。 その僕らなりの回答が今回新たに送り出す“シーダーボックス・タイプ2010”です。」

さらにこれからの家には“継続性”と“技術性”も重要になってきます。
継続するために耐久性に優れた材料を使うという考え方がありますが、本当に大事なのはその次。 長期に渡って手に入る材料であることが肝心なのです。

「いざ壊れた時に修理ができなくては、本来の価値を見出せません。 だからメンテナンスの容易性。壊れないことではなく、直しやすいということがこれからは大切なのです。」

そして絶対耐久時間の差を認識することも大事です。
30年持つものや20年で取り替えが必要になるものなど、材料によって耐久時間は様々です。 シーダーボックス・タイプ2010では、その差を正しく認識しなければならないという考え方を初めて家づくりに盛り込みました。
「いま社内ではコアとサテライトと呼び分けています。 コアは建物本体で長い耐久性が必要となります。 コアな部分と切り離したサテライト、例えば外壁や屋根などの周囲の部分は、 いつか壊れるという前提の作り方をするのです。」

本来、建物本体(コア)と繋がっている屋根(サテライト)の修理は大変な作業ですが、 新しいシーダーボックスでは初めから二重の屋根を採用し、一重目の屋根だけを直せばいいような構造にしているのです。

「この商品が今の世の中にとって普遍的で、すべての人に受け入れられるとは思っていません。
シーダーボックスは、初代からそうですが、その当時は理解不能なことをコンセプトモデルとして作る家です。
その家を建てた人は10年後、20年後に凄かったなという事を本当の意味で実感できるのです。」

より美しく、より強く ≪ホームラボ×K.S構法≫

ボルトの緩みや引き抜き強度を飛躍的に高める、十字型のKSジベル(挿入ジベル)+メタル接合により接合部の安全性を高めることで強度を確保。 耐震性にも優れ、スケルトン・インフィルも容易な構造を実現している

K・S構法は木造ながら信頼性の高い構造計算を可能とする。この構法を用いた家は、九州ですでに100棟以上建てられている

シーダーボックスは真壁を採り入れています。 真壁とは柱や梁などの構造体が見える構法で、木組みや木自体の美しさを見せつつ重要な部分の点検を日常的に行なえます。
しかしそれは同時に、木組み補強のために木と木を繋いでいる金物も見えてしまうという事です。

「無垢材で組んだ木組みの美しさを演出したい。
金物が見える真壁だから、見えてもいい、かっこいい金物で作りたい」 それを可能にしたのが、喜太郎の佐藤大八社長が開発した“K・S構法”です。佐藤社長の『製材屋だから、もちろん木も売っているけれど、 木ではなく構造体を売っている。だから構造体の安心に関することは全部任せてくれ』という言葉に徳富社長は圧倒的な信頼を寄せています。
佐藤社長曰く、「林産国の日本ですが、国産材の伐採や品質について、ネガティブなイメージを持っている人もいます。 我々はそうした考えを払拭したい。安心して国産材を使える骨組みを作るんだという大いなるチャレンジとしてK・S構法を生み出しました。 木造建築は骨組み、構造美が一番きれいです。
それを際立たせたい。そして傷んでないか目視できる家というのがポイントなんです」

木と木を繋ぎ合わせて構成されている木造建築において最も重要なところは、もちろん木と木を繋いでいる連結部です。 K・S構法では、従来の木と木を側面から金物で留める方法ではなく、KSジベルという独自に開発した金物を木の中に入れ込むことにより連結部の安全性を高めているのです。 例えば木が乾燥して縮んだ場合、これまでの木同士の連結であれば緩んでしまいますが、K・S構法は金物同士の連結なので緩む心配がありません。
また、杉のような非常に軟らかい木材はボルトが木にめり込む恐れがあります。 しかし、K・S構法は木の内部から金物で補強する上、25mm径ジベルと普通の約2倍サイズのボルトがめり込みを緩和してくれるのです。

「僕が思うに、日本で唯一、構造計算ができる無垢材を使った金物工法です。 木の中に挿入した金物で連結していくので、ジョイント部分が計算可能になり、建物の構造計算もできるというわけです。
新しいシーダーボックスは構造計算で強度を算出します。木造で一回一回計算すると高くなりますが、固定化することでコストダウンが可能になりました。 構造の安定性は、きちんとした計算で証明できます。」


さらに、取り替えが容易なのもK・S構法の特長です。 伝統的な木組みの日本建築が千年以上持つのは、修復や解体、移設が可能な構法を採用しているからーーー言い換えれば容易にメンテナンスができたからとも言われます。 昔と同様に組むのは難しいですが、先人の知恵や考え方をベースに現代の技術を盛り込んだK・S構法なら木造建築を長く持たせる事が可能なのです。

「日本建築の美しさが出る真壁で家を作ると、K・S構法の本当の良さが出ると思っています。 スケルトン・インフィルを基本としていますから、美しくするために柱をどれくらい減らして、どれくらいの寸法にするか ここに柱は建てたくないが、強度を持たせるためにどうすればいいか。結構、細かいところまで煮詰めています。
いずれホームラボの家はすべてK・S構法にしたいですね」

K・S構法は太い柱や壁で家を支える必要がないため、家族の成長や変化に合わせて自由に間取を変更できるスケルトン・インフィルを基本とする


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